クレジットカードの入会審査について

基礎知識

審査項目について

クレジットカード入会申込用紙に色々と記入しますが、

  • 年齢(生年月日)
  • 居住形態(持家、賃貸、社宅など)・居住年数
  • 勤務先および事業規模(資本金/従業員数)・役職・勤務形態(正社員、派遣社員、パートなど)
  • 勤続年数・年収
  • 現在のローン残高・借入件数
  • 家族構成(独身・既婚/親と同居・別居/子供の有無)

などはスコアリングの対象になります。このなかで年齢、勤務先、年収、勤務年数および居住年数が重要な審査項目です。

支払い能力として主に勤務先と勤務年数が審査されます。入社一年未満の新入社員は審査を通るのが難しくなります。居住形態や居住年数では担保となる資産が審査されます。

年収に関しては、年収を裏付けるデータを審査会社が入手することは困難ですが、申告した額と勤務先や事業規模と勤続年数から妥当性が確認されます。

クレジットカード審査通過の最低基準について

審査基準はクレジットカード会社によって異なりますが、一般的なクレジットカードで最低限の基準と言われるものは以下の通りです。

  • 信用情報(クレジットヒストリー)に延滞などの事故情報がない
  • 安定した収入がある
  • 勤続年数、居住年数が1年以上

クレジットカードを利用したことがなくて、クレジットカードヒストリーがないことは評価を下げますので最初のクレジットカードを作る際には審査が厳しくなります。

収入は200万円以上が必要と言われますが、配偶者や親に収入がある場合は本人に収入がなくても発行されるクレジットカードもあります。

個人信用情報機関について

クレジットカード発行会社は個人信用情報機関に加盟しています。入会申込時に加盟している個人信用情報機関から個人情報を調べることの同意をしなければいけません。以下の3つが代表的な個人信用情報機関です。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

個人信用情報機関で収集・保有・利用・提供される情報について

次のような個人信用情報が一定期間記録されます。

  • カード入会申込をした事実: 3~6ヶ月間
  • カードの客観的な取引事実: 契約期間中および契約終了後5年以内
    • 利用残高
    • 返済状況(債務支払い延滞の有無)、
    • 過去24カ月分の入金状況

過去6カ月以内に多くのクレジットカードの入会申し込みをしているとマイナスになります。過去2年間に債務支払いを延滞した事実がある場合大きなマイナスになります。

利用可能枠について

利用可能枠は年収だけでなく、家族構成やローン残高が考慮されます。ローン残高は年収の50%を超える場合は新規ローンを組むことは難しいとされています。

申し込み資格について

高校生は除く満18歳以上の方(主婦、アルバイト、パート、学生も可)や、満18歳以上でご本人または配偶者に安定継続収入のある方などが一般的です。この申し込み資格はパスしていないと申し込めませんが、そこから基準の厳しさを推測することができます。

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